飼育されているカメで人気があるのはゼニガメ等の水棲のカメです。
ペットショップで水槽の中を「ひょこひょこ」と泳いでいるのを見て「可愛いー飼ってみたい!」と思ったのではないでしょうか。
しかし、簡単な気持ちで飼った人の多くがカメを飼いきれなくなり池や川などに捨ててしまうということが起きています。
そこで実際にカメを飼育して13年経つ私が簡単な気持ちで飼ってはいけない理由を紹介します。
カメを簡単な気持ちで飼ってはいけない5つの理由
水槽の水を頻繁に替える必要がある
特に夏場ですが、水槽の水が非常に汚れるのが早くなります。亀のフンや水温が高いと菌の繁殖が活発なためです。
少しくらい汚れていても大丈夫だと思っている方は要注意です。
汚れた水で飼育することはカメの病気に繋がります。さらにカメは汚れた水は飲まないため脱水症状になり死んでしまうこともあります。
水が汚れたら必ず水を替えることが重要です。
サイズがとても大きくなる
ペットショップで購入するときは2~3㎝程度の可愛らしい大きさをしていますがそのサイズからは想像もつかないようなサイズに成長します。
水棲のカメの代表的な4種類のサイズを例に挙げてみます。
- ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)15~30㎝ 現在届け出が必要
- クサガメ(ゼニガメ)15~25㎝
- 二ホンイシガメ15~22㎝
- ミシシッピニオイガメ10㎝
この中ではミシシッピニオイガメ以外が20㎝以上になる可能性があるので小さいカメを飼いたいと思っている人は注意が必要です。
冬眠をする
日本で生活をすることができるカメは冬になると冬眠をします。
冬眠させない場合、カメの水槽などは外へ出さずに室内で保温しながら飼育する必要があります。
冬眠をする場合、しない場合共に多くの注意点があるのでしっかり守ること
寿命が長い
カメは小動物の中ではとても長生きな動物です。
まずは例を挙げていきます。
- ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ) 約30年
- クサガメ(ゼニガメ) 20~30年
- 二ホンイシガメ 15~20年
- ミシシッピニオイガメ 20~25年
これらは平均値ですので参考程度してください。これ以上に長生きした例も多くあります。
長い期間、ちゃんと付き合っていける方に飼っていただきたいです。
日光浴が必要
カメには日光浴が必要です。
骨や甲羅を作るのに必要なカルシウムを吸収するには、体内でビタミンD3を作らなければなりません。
室内で飼うときは紫外線ランプが必要になります。
もし、日光浴をさせてあげないと病気の原因になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
カメを飼育するにもたくさん知っておくことがあります。
これらを踏まえたうえで育成できると判断した人はカメを大切にしてあげてください。
また、「サイズが大きすぎるのは・・・」という人にはミシシッピニオイガメが大人になっても大きさが10㎝程度なのでおすすめです。