「大人も子供も虜になる絵本を紹介します」
全国の本屋さん3000人が選ぶ「第10回MOE絵本屋さん大賞2017」で4回目の第1位受賞のヨシタケシンスケさん。
今回は「なつみはなんにでもなれる」が大賞作品に選ばれました。
「人生で2回出会える絵本」
テレビのインタビューでヨシタケシンスケさんが言ってました。
確かにヨシタケシンスケさんの絵本は大人でも楽しめる絵本がたくさん。
子供の頃に読んでいたら今とは違った絵本に見えていたはずです。
絵本を読んでいた子供が大人になって同じ本を読んだとき、また違った新しいものに見えてくるそんな絵本。
だから子供だけではなく大人も虜にする作品が多いのではないでしょうか。
「ヨシタケシンスケのおすすめ絵本5選」を紹介していきます。
ヨシタケシンスケのおすすめ絵本5選
なつみはなんにでもなれる 対象年齢3歳~
引用元:絵本ナビ
はじめに紹介するのは第10回絵本屋さん大賞作品の「なつみはなんにでもなれる」です。
なつみがお母さんに「なんのまねをしているか、あてるゲームだよ!」と問題をだします。
なつみは物やジェスチャーをつかって色々なモノにまねをしますがお母さんはあてることができません。
子供は覚えている言葉や表現方法が少ないのでうまく伝えられない。
でも、親は子供の伝えたいことをがんばってわかってあげようとする。
そんな現実でもあるような親子のやり取り。それを面白く描かれているのがこの絵本です。
もうぬげない 対象年齢2歳~
第9回絵本屋さん大賞作品「もうぬげない」
着替えを一人でしようとしたけれど、ぬげない。
このまま服がぬげなかったらどうしよう。
そんな男の子の葛藤が描かれています。
もし自分の子供が同じような状況になっていたら…。
考えるだけで面白いですよね。
そして、この絵本には最高のオチがあるので、ぜひ手に取ってお子さんと一緒に読んでみてください。
りんごかもしれない 対象年齢4歳~
引用元:LEE
ヨシタケシンスケのデビュー作で第6回大賞作品「りんごかもしれない」
ある日、男の子が学校から帰ってくると、テーブルのうえにリンゴが置いてありました。
男の子はそのりんごを見て疑問を抱きます。
「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」
そこからの男の子の想像力には感心します。
次から次へと展開されていく発想がどれも思いもよらないもので、「次はどんな”かもしれない”があるんだろう」
先が気になってどんどん読み進めてしまいます。
「かんがえる」ことを果てしなく楽しめる絵本です。
ぼくのにせものをつくるには 対象年齢5歳~
日常では宿題、お手伝い、部屋の掃除。やりたくないことがたくさんあります。
やりたくないことがいっぱいの男の子は、とあるアイデアを思いつきます。
「お手伝いロボットを買って、そいつにぼくの代わりになってもらおう!」
ところがロボットは完璧なニセモノになるために、あれこれ質問してきます。
自分のことを伝えるために男の子は自分のことを振り返ります。
どんな友だちに囲まれ、どんな家族に育まれ、どんな未来を想像しているのか。
物語がすすむにつれて明らかになっていく男の子の個性。
幅広い年齢層の人に読んでほしい1冊です。
このあとどうしちゃおう 対象年齢4歳~
引用元:BRONZE BLOG
「このあとどうしちゃおう」
おじいちゃんを亡くしたばかりの男の子。
彼はある日、おじいちゃんの部屋で一冊のノートを見つけます。
「このあとどうしちゃおう」
そう書かれたノートには、自分が将来死んでしまったら、どうなりたいのか、どうしてほしいのかが書いてあります。
自分が将来死んだらどうなりたいか。
天国はきっと寂しくないし、楽しいし、飽きたら生まれ変わって戻ってくればいい。
死を考えることのできる絵本。そして笑える絵本でもあります。
そんな絵本は今までなかったのではないでしょうか。
死について考えることは、生きることについて考えることなんだということを、子どもにも楽しく分かるように描いてくれている絵本です。
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